先攻のシラフ時は、1投目からストライクを取る幸先の良いスタート。2投目は7本にとどまるも、3&4投目はストライク、5投目はスペア、6投目はストライクと好調に進める。しかし、7投目は7・10ピンの難しいスプリットをスペアにできずブレーキ。8&9投目は連続ストライクで巻き返したが、10投目はまた7・10ピンのスプリットをスペアにできず、スコアは「177」だった。
そして後攻は、2時間ほど飲んだ後のべろべろ”状態。男性の表情は緩み、いきなり笑い出す、まさに酔っ払いだ。こちらの一投目も、ストライクスタート。2投目は9本だったが、本領発揮はここからだった。3投目に2・4・10のピンが残るスプリット気味の配置を見事スペアにすると、4投目にストライク、5投目にスペア、そして6投目から10投目の1回目まで怒涛の5連続ストライク。さらに、10投目の残りもスペアで締め、スコアはシラフ時よりも50高い「227」だった。
ここからは本題の、達人との“べろべろボウリング”対決を決行へ。3時間前から飲んでいた、お笑いトリオ・アベコベ山脈のトラックスミス(ハイスコア279)、全日本選手権マスターズ優勝者の谷原未来さん(ハイスコア300)が登場した。
お酒を飲んでのボウリングについて、2人は「やったことない」「やっちゃダメです。集中力ですから」と語るとおり、1投目は8本と7本。しかし、ここでアクシデントが発生。依頼者の男性が「無理っす」とギブアップし、棄権してしまったのだ。結果、スコアはトラックスミスが153、谷原さんが150で、本来の実力を発揮できなかった。
この光景をスタジオで見届けた顧問の上田慎一郎氏(映画監督)は「酔拳みたいな、1つの才能ですよね。定期的に見たい」とコメント。なお、調査したカンニング竹山探偵は「お酒を飲んで以降の記憶が全くない。一体誰が勝ったんですか?」と話したという依頼者の後日談を明かしていた。