【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)
ボーフムに所属するMF三好康児が、華麗なテクニックで魅せた。右サイドでボールを受けた日本人MFは、細かいタッチで方向を変えながら相手を翻弄。自らに視線を集めてから味方を使うプレーで攻撃の起点となり、この場面にはファンも盛り上がりをみせた。
三好はブンデスリーガ第11節のシュトゥットガルト戦でベンチスタートだったものの、相手に2点目を決められた直後の79分に途中出場でピッチに立った。すると試合終了間際の90+3分に魅せた。
右サイドのタッチライン際でボールを受けた三好は、ワンタッチ目のコントロールでシュトゥットガルトのDFマクシミリアン・ミッテルシュテットの逆を突いて中央のエリアへと侵入。そこから細かいタッチを駆使したドリブルで相手の守備範囲の外にボールを置いて、上手くキープしながら自らに複数の相手選手を食いつかせたのだ。
彼の視線を集めるプレーが功を奏して、最後は余裕を持ってボールを運ぶことができたMFマトゥーシュ・ベロがボックス内にクロスを供給してチャンスメイクした。
三好が攻撃のリズムを変えるプレーを披露したことで、ファンは「うまw」「やっぱり三好うまいな」「やっぱ三好うまいじゃん~」「なんで使わんの?」と反応。そのクオリティを称賛しつつ、途中出場が多い現状を嘆いている様子だった。
11月にディーター・ヘッキング監督を招聘したボーフムは、第11節終了時点でリーグ最多の32失点を喫している守備の立て直しが急務。この課題に取り組むために前線の人数を削ってカウンター重視の5バックで戦っており、その影響もあって入団1年目である三好の出場機会が限定的なものとなっている。
そうした状況でも三好は、前節のレヴァークーゼン戦で試合終了間際に劇的な同点ゴールを決めるなど、局面を変えることができる能力の持ち主であることをピッチ上で証明している。アピールを続けてスタメン定着を目指したい。
(ABEMA/ブンデスリーガ)