アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)は、主人公が死ぬと特定の時点まで時間が巻き戻る「死に戻り」を繰り返しながら物語が進んでいくダークファンタジー作品です。2016年4月から2021年3月までに1・2期の計50話が放送され、2024年10月からは3期の放送が開始しました。
原作は長月達平氏による同名小説で、全世界シリーズ累計部数(電子書籍含む)は1300万部を突破しています。
この記事では、魔女教大罪司教のひとりであるペテルギウス・ロマネコンティについて、その正体やプロフィール、声優、強さや能力などを紹介します。
目次
- アニメ「リゼロ」とは
- アニメ「リゼロ」ペテルギウスの基本情報|声優は?
- アニメ「リゼロ」ペテルギウスの初登場は何話?
- アニメ「リゼロ」ペテルギウスが死亡したのは何話?最後はどうなった?
- アニメ「リゼロ」ペテルギウスの能力や強さは?
- アニメ「リゼロ」ペテルギウスの正体は?
- ペテルギウスの過去やジュースとの関係は?
- ペテルギウスの代表的なセリフ3選
- まとめ
アニメ「リゼロ」とは
アニメ「リゼロ」の主人公は、ある日突然、異世界に迷い込んだ高校生の菜月昴(ナツキ・スバル)です。異世界にやってきたスバルは、暴漢から助けてくれたエミリアに一目惚れをし、恩返しのためにエミリアの探し物に協力することを申し出ます。
その最中に、スバルは何者かによって命を奪われます。しかし、なぜかスバルは生きていて、エミリアと出会う前まで時間が戻っていました。死をきっかけとして時間が巻き戻る「死に戻り」の能力を持っていることに気がついたスバルは、これを使ってエミリアや、その仲間たちが巻き込まれる不幸な出来事を回避しようと奔走し始めます。
アニメ「リゼロ」ペテルギウスの基本情報|声優は?
ペテルギウスは、約400年にわたって世界で暗躍し続ける集団「魔女教」の「怠惰」担当大罪司教です。7人いる大罪の魔女の1人である「嫉妬の魔女」サテラを深く信仰し、狂気じみた愛をささげ続けています。
また「怠惰」であることを強く憎み、「勤勉」であることを良しとする価値観を持ち合わせています。その信条に従い「勤勉」に破壊活動を続ける、魔女教の中でもとくに悪名高い存在です。
基本情報【プロフィール】
■年齢 402歳
■身長 180cm
■体重 50kg台
※どちらも最初の体
(出典:「Re:ゼロから始める異世界生活 Re:zeropedia」)
ペテルギウスの外見は、深緑の髪色とおかっぱのような髪型が特徴的です。さらに、首を傾けて腰を曲げた独特の体勢で話し、自傷行為を好むといった、かなり奇妙な雰囲気を持っています。
魔女教においては最初期の大罪司教のひとりで、大罪司教の中で嫉妬の魔女への愛情を一番強く示しています。ペテルギウスの目的は嫉妬の魔女の復活であり、そのために魔女教の予言書「福音書」に従って行動しています。
基本情報【声優】
ペテルギウスの声を担当しているのは、声優の松岡禎丞(まつおか よしつぐ)さんです。代表作には、「ソードアート・オンライン」のキリト(桐ヶ谷和人)役や、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のベル・クラネル役などがあります。ゲームでの代表作は、「グランブルーファンタジー」のシャノワール/嘴平伊之助/バルドル役や「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」のベネット役などです。
歌唱力が高く、「スタミュ」卯川晶役や、「アイドルマスター SideM」御手洗翔太役など、キャラクターソングのある役を担当することもあります。
第6回声優アワードで新人男優賞、第10回声優アワードでは主演男優賞を受賞しています。
アニメ「リゼロ」ペテルギウスの初登場は何話?
ペテルギウスの初登場は第15話の、スバルとレムがロズワール邸に戻ってきたシーンです。
2人は魔女教に襲撃され、スバルは魔女教徒に人気のない洞窟へと連れ去られます。そして、この事件の首謀者としてペテルギウスが現れました。
ペテルギウスがスバルを拉致したのは、スバルから嫉妬の魔女の存在を感じ取ったためです。「なぜそんなに体から漂ってくる濃密なまでの寵愛を賜っているのか」と嫉妬の魔女との関係について問い詰めました。
アニメ「リゼロ」ペテルギウスが死亡したのは何話?最後はどうなった?
ペテルギウスが死亡したのは第25話です。
ペテルギルスは一度、ユリウスの剣に貫かれ倒されたかと思われました。しかし、見えざる手を使って歩き回る異形の姿に変貌し、再び登場。オットーの竜車にとりついて、スバルを殺そうとしました。
スバルはユリウスの準精霊の力を借りて応戦し、ペテルギウスを火だるまにします。そしてペテルギウスから奪った福音書を投げつけ、それに気を取られたペテルギウスは体勢を崩し、竜車の車輪に巻き込まれて消滅しました。
アニメ「リゼロ」ペテルギウスの能力や強さは?
ペテルギウスの主な能力は、怠惰の魔女因子の力による「見えざる手」です。身体から特殊な腕を何本も発生させて攻撃する権能で、人体を引きちぎることも可能なほど1本1本が強力です。見えざる手は普通の人には見えませんが、スバルは見ることができます。
さらに、別の人物の身体に入り込んで操れる「憑依」の能力も持っています。これにより、肉体が破壊されても別の人の身体を乗っ取って復活が可能です。
ただし、憑依できる対象者は「適正」がある人に限られ、ペテルギウスは「指先」と呼ばれる適性がある教徒をともに行動させています。
スバルにも、ペテルギウスが憑依できる適性があります。第23話にて、ペテルギウスはさまざまな「指先」に憑依し、アーラム村で暴れます。最後には、スバルがペテルギウスに憑依され、ユリウスに殺されるという最悪の結末を迎えました。
アニメ「リゼロ」ペテルギウスの正体は?
ペテルギウスの正体は400年以上存在している「邪精霊」です。本来は肉体を持っておらず、400年以上の年月を、宿主の肉体を乗り換えることで生きながらえてきました。
本来、肉体を持たない邪精霊が肉体を得ることで、五感すべてに快楽を感じるようになっています。とくに痛覚は生の実感を味わえるため、ペテルギウスが自傷行為を好む一因となっているようです。
ペテルギウスの過去やジュースとの関係は?
ジュースは過去のペテルギウスの姿です。第42~44話では、約100年前の、まだジュースだったころのペテルギウスが登場しています。当時は穏やかな性格で、好青年といえる風貌をしていました。
ジュースは、エリオール大森林に暮らしていたエルフの人々と良好な交友関係を築き、とくにエミリアの叔母であるフォルトナとは親密な関係にありました。その仲の良い姿から、エミリアからは「お父さんとお母さんみたい」と言われたほどです。
ジュースが今のペテルギウスの姿へ変貌を遂げたのは、隠されてきた「封印の扉」を開けるため、魔女教の過激派である「虚飾の魔女」パンドラと「強欲」担当の大罪司教レグルス・コルニアスがエリオール大森林を訪れたことがきっかけです。
ジュースは2人を退ける力を手に入れるため、適合する素質がないにもかかわらず、自ら怠惰の魔女因子を取り込みました。ペテルギウスは魔女因子による苦痛と戦いながら、パンドラたちに抵抗を続けます。しかし、パンドラの権能によりフォルトナとパンドラを見間違えるように仕向けられ、ジュースは見えざる手でフォルトナを殺害してしまいました。このショックが引き金となって精神が崩壊し、現在のペテルギウスの姿へと変貌します。
ペテルギウスの代表的なセリフ3選
ペテルギウスは、その独特な言動が印象的なキャラクターです。ここでは、ペテルギウスの代表的なセリフを3つ紹介します。
「ワタシは魔女教大罪司教『怠惰』担当。ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」
第15話の初登場時に、ペテルギウスがスバルに自己紹介をしたときのセリフです。
目を大きく見開いた奇妙な表情や、極端な声の抑揚、大げさな身体の動きが合わさり、ペテルギウスの異様な人間性が理解できる、キャッチーなセリフと言えるでしょう。
「アナタ、怠惰デスね?」
ペテルギウスの「怠惰」を憎む性格を表すセリフです。対象に「怠惰」を感じると、この言葉を使って批判したり、追加で制裁を加えたりします。
「怠惰」を感じた相手への態度は仲間でも容赦なく、第15話では自らが率いる魔女教徒に対してこのセリフを放ち、執拗に痛めつけました。
「怠惰」と対になる良い言葉として「勤勉」もよく用います。
「脳が震える」
感情が高ぶったときにペテルギウスが使うセリフです。
最初に使ったのは、第15話の、スバルと初対面したシーンです。ペテルギウスは頭を抱えて身体を大きくのけぞらせながら「実に実に実にぃ、脳が震える……」と身もだえしていました。
まとめ
ペテルギウス・ロマネコンティは、400年以上生きていた魔女教の怠惰担当大罪司教です。約100年前はジュースと呼ばれる好青年で、エミリアやフォルトナと友好的な関係を築いていました。しかし、怠惰の魔女因子を取り込んだことをきっかけに、現在の姿に変貌しました。
すでに1期でスバルに倒されていますが、エミリアの過去や大罪の魔女などと関係があることから、今後も彼の過去に触れられることがあるかもしれません。アニメの展開に注目していきましょう。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |
58 | いつか好きになる人 | 反撃の狼煙が上がる! |