【UEFAチャンピオンズリーグ】セルティック 1-1 クラブ・ブルッヘ(日本時間11月28日/セルティック・パーク)
相手DFからすると、セルティックに所属するFW前田大然のスピードと守備は想定外だったのだろうか。日本代表FWが前線からの果敢な守備でクラブ・ブルッヘのDFジョエル・オルドニェスのイエローカードを誘発している。
話題の場面はセルティックが0-1と追いかける展開の48分に見られた。
直近にプレミアリーグのクラブへの移籍の可能性が複数メディアで報じられたばかりのクラブ・ブルッヘのオルドニェスが、味方選手からのバックパスを自陣ゴールに向いた状況でボールを処理すると、彼の視野の外から前田の守備が炸裂する。
日本代表FWは一切トップスピードを緩めることなく、死角からオルドニェスの背後へと近づくことに成功。恐らくまだ余裕があると思っていたエクアドル代表DFの不意を突く形で強引にボールを奪うと、焦った相手DFは思わずファウルを与えてしまい、主審はイエローカードを提示した。
このイエローカードを誘発するプレーに、解説を務めた北澤豪氏は「良いプレスでしたね」と、前田らしい前線からの守備を絶賛。視聴者からも「今日は大然が止まらないな」「このプレーでファウルもらうのはでかい」「躍動感半端ないw」「体の入れ方がうまかったな」「速すぎ」「ありえないスピード」など、欧州最高峰の舞台で躍動する日本代表FWに称賛の声が集まった。
完全に個人能力の高さで相手に問題を発生させるのは、彼ならではの守備意識の高さとフィジカル能力から来るものだろう。この試合では、他にも前線からの守備でボールを奪い返す場面も見られており、彼のプレスがかなり効果的だった。
こうした守備での貢献だけでなく、クラブ・ブルッヘ戦では60分に豪快なフィニッシュで同点ゴールを記録。香川真司と南野拓実が保持するCL最多得点「4」に近づく、大会通算3得点目を叩き込み、チームに勝ち点1をもたらした。(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)