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【映像】右足と見せかけ左足!「トリッキーすぎるPK」

【明治安田J1リーグ】ジュビロ磐田 2-1 FC東京(11月30日/ヤマハスタジアム)

【映像】右足と見せかけ左足!「トリッキーすぎるPK」

 サックスブルーの背番号10が“最後のホーム”で魅せた。ジュビロ磐田のMF山田大記が、J1リーグ37節・FC東京戦の終盤にPKキッカーを務めると、相手GKの意表を突く左足でネットを揺らし、大きな話題となっている。

 この試合を前に磐田は、J2自動降格となる18位(勝点35)と、まさに“崖っぷち”だった。16位のアルビレックス新潟(勝点41)、17位の柏レイソル(勝点40)と順位を争う状況であり、今節で引き分けか、あるいは敗れた場合は、その瞬間にJ2降格となってしまう「絶対に負けられない戦い」に臨んでいた。

 今季限りでの現役引退を表明済みの山田はベンチスタートで、63分から途中出場。そして、1-1の同点で迎えた89分、磐田がPKを獲得した場面で驚愕のプレーをやってのける。FWジャーメイン良にキッカーを託された背番号10のバンディエラは、ボールからやや左側の後方に立って助走をスタート。しかし蹴る直前には、ボールの右側に“軸足”の右足をついて左足を振り抜くと、鋭いシュートをゴール右隅へと突き刺した。

 山田は右利きで、この大事な場面でキック直前に左足に切り替えるトリッキーなキックをするとはまさに予想外。FC東京のGK野澤大志ブランドンが山田から見て左側に飛んだことからもわかるように、完全に相手の逆を突いた見事な一撃だった。

 ネットが揺れると山田は走り出し、ジャンプしながらガッツポーズ。ベンチから飛び出してきた選手やスタッフに取り囲まれ、祝福を受けながらゴール裏のサポーターに向かって両腕を突き出し、その輪が解けるともう一度ゴール裏へと振り返って、左胸のエンブレムを握り締めながら雄叫びを挙げた。

 自身にとっても、ファンにとっても、チームにとっても重要なゴール。今季限りで現役引退を表明した山田がホーム最終戦で決めた“最後のPK弾”は、その勇姿を一目見ようと詰めかけたファンにとっては記憶に刻まれるゴールであり、チームのJ1残留へ望みを繋ぐ逆転弾だ。そして、これが決勝ゴールとなった。

 SNSでもファンからの賞賛は鳴り止まない。「山田半端ないって」「エグすぎて震える」「伝説に残る一撃」「PK外したらチームは降格決定になる可能性大の中でこれかよ」「最後までファンタジスタ」「外したら終わりのこの場面で右足で蹴る助走から左足で蹴るメンタルよ」「この局面でそんなPKできちゃうのか」と左足で決めたPKに言及するものや、「ありがとう山田大記!」「今節の左足PKはずっと忘れないと思う」と感動を覚えた様子のコメントが並んだ。

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた山田は試合後のフラッシュインタビューで「自分を信じて蹴ろうと思いましたし、ゴール裏のサポーターを見て、絶対に決められると思いました」と、込み上げる感情を抑えるようにして語った。その後、引退セレモニーではファンの前で「最高に幸せなサッカー人生でした」と伝え、スタジアムに詰めかけたファン・サポーターから盛大な“山田大記コール”を浴びていた。

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