【ブンデスリーガ】フライブルク 3-1 ボルシアMG(日本時間11月30日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
フライブルクのMF堂安律への”警戒心”が伝わる場面だった。日本代表MFが味方選手とのワンツーでの突破を狙ったシーンで、ボルシアMGのDFが身を投げ出してブロック。ファウル覚悟での危険なタックルに、スタジアムからは大きなブーイングが寄せられた。
フライブルクの堂安律へのマークが厳しくなっている。ボルシアMG戦でも相手選手がタイトにつく場面が多く、その象徴的なシーンが開始直後の5分にみられた。
右サイドでやや後ろに下がりながらボールを受けた日本代表MFは、最前線のミヒャエル・グレゴリッチュにダイレクトでパスを通し、ワンツーで右サイドの突破を狙った。
これに対してボルシアMGの左SBルーカス・ウルリッヒはやや後手に回る形となり、堂安がグレゴリチュにパスを出して前に走り出したタイミングで進行方向に身体を投げ出して突破を阻止。日本代表MFにカード覚悟の危険なタックルを見舞った。
主審がファウルとジャッジして笛が吹く前からスタジアムに集まったフライブルクのサポーターたちは大ブーイング。視聴者も「危ないだろ!」「いきなりかよ」「やられた!」「堂安大丈夫か?」「マークがタイトだな」「堂安は頑丈だよな」「大きな怪我をしない堂安」と、激しいタックルを受けた堂安に心配の声を寄せていた。
試合後にABEMAの独占インタビューに応じた堂安は、このような相手の厳しいチェックを理解しつつ、「その中でも余裕を持ってボールをキープできているので、最近はコンディションが良いのかなと思います」と、調子の良さを明かしていた。
その言葉通り、今節は角度のない位置からゴラッソを叩き込むなど好調をキープ。試合を通して、チーム最多の4つのファウルを受けながらも怪我することなく、89分まで出場して3-1の勝利に貢献した。(ABEMA/ブンデスリーガ)



