【グランドスラム オブ カーリング】ナショナル・準々決勝 (12月1日/カナダ)
ロコ・ソラーレの人気がわかる一幕だった。
今大会も予選から躍進を続けた彼女たちは、準々決勝で地元・カナダのチームに敗れたものの、試合直後にはその地元ファンからサインや記念撮影を求められていた。敗戦の悔しさが残る中でも笑顔でファンサービスを見せる神対応がファンの間で話題になっている。
カーリングの国際大会「グランドスラム オブ カーリング」ナショナルで決勝トーナメントに進んだロコ・ソラーレは、準々決勝でカナダのチーム・エイナーソンと対戦し、3ー12で敗れた。今ツアーはベスト8で終わった。ただ、試合後に彼女たちの強さの理由が垣間見える一幕があった。
会場を後にする直前、中継映像は彼女たちが現地のファンからのサインや写真撮影に応じる姿を捉えていた。観客席と試合のピッチレベルを隔てる仕切りのところで、藤澤五月と鈴木夕湖が4〜5人のファンに対してサインを書いている。当然、それを求めたファンの顔も笑顔に満ちていたが、応じる2人にも笑顔が見られる。さらに藤澤は一人から2ショットの撮影を求められ、"さっちゃん"はこれにも満面の笑みで応じていた。
試合直後、しかも敗戦直後にも関わらず"神対応"を見せた彼女たちのそんな姿こそ、強さの一因かもしれない。ABEMAの中継映像が会場を後にする吉田知那美を捉えると、カメラに向かって“ちなみスマイル”を振りまく。そんなシーンを目撃した解説・市川美余さんが、カーリングの本場でも人気がある理由をこう話した。
「グランドスラムのポスターでも、藤澤選手や知那美選手が大々的にポジションを取るくらいまで注目チームになってきていますので、毎試合ファンからのサインに応じる様子が見られますよね。日本でもそうですけど、このキャラクターが外国でもウケるようで、彼女たちのプレーを見るのが楽しいという方も多いようです。彼女たちがポジティブだから、見ているこちらもポジティブにずっと期待し続けられるところがあります」
ロコ・ソラーレが敗戦後でもあっても笑顔を見せた。そんな前向きな姿と市川さんの言葉を聞いたファンは、ABEMAのコメント欄でも「ロコ人気だ!」「ファンサすぎょ」「ファンサいいな」「カナダでもロコは大人気」といったものや、「これは誇らしい」「うれしいな」と誇りに感じている様子、それに「ちなみさんの笑顔泣ける」「ちなさん明るいなぁ、素敵や」と、笑顔に言及する言葉など、多くの声を寄せていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


