【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 0-2 鹿島アントラーズ(日本時間11月30日/ヨドコウ桜スタジアム)
複数人からのタイトな守備を完全に無効化した。鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が、右サイドでセレッソ大阪の4選手に次々とプレスをかけられながらも“3連続股抜き”で局面を打開。身体の強さとテクニックが光るドリブルが大反響だ。
注目のプレーは、J1リーグ第37節で鹿島がC大阪のホームに乗り込んだ一戦の42分。鹿島が2点をリードする中、鈴木がドリブルで魅せた。
右サイドのハーフウェーライン付近でボールを持った鈴木は、C大阪のMFカピシャーバ、MF為田大貴に囲い込まれたが、左足インサイドでのボールタッチで為田の股を抜き、このプレーで2人を同時に置き去りにする。続いて、DF西尾隆矢の猛烈なプレスに対しては内側に切れ込む右足でのタッチで股を通して突破。さらに、後ろから追いすがってくる西尾に対して、今度は左足インサイドのタッチで再び股抜きをして見せたのだ。
鈴木は最終的に3度の股抜きで40m以上の前進に成功。“4人目の刺客”として奪いに来たC大阪のMF喜田陽のファウルを誘い、相手陣内の深い位置でFKを獲得したのだった。
解説・橋本英郎氏は「いや~」と思わず唸った後、「股抜きもうまく、一度だけじゃなく三度やっていましたよね。最終的にはファウルをもらいにいっていますけど、そこが良い位置だったからでしょうね」と、鈴木のテクニックと狡猾さが詰まったプレーを称賛した。
ファンもこのプレーに注目し、ABEMAのコメント欄やSNSでは、「優磨うめ」「うますぎぃ!」「優磨に遊ばれるセレッソ」「鈴木優磨ホントいやな選手(褒めてる)」「今のプレーは賢かった」「とにかく鈴木優磨無双だな」「今さらっと3人抜いたぞ笑」「いろいろな意味で憎いぜ」と、鹿島の背番号40を賞賛する数々のコメントが寄せられていた。
キャリア初の退場による出場停止明けだった鈴木は、このC大阪戦でまさに躍動。14分には左足ダイレクトボレーでスーパーゴールも挙げ、こちらもサッカーファンの間で大きな話題となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)