【セリエA】インテル 3-1 パルマ(日本時間12月7日/ジュゼッペ・メアッツァ)
パルマのGK鈴木彩艶がみせたビッグプレーが話題を呼んでいる。インテル戦で先発出場した日本代表GKは、昨シーズンのセリエA得点王&MVPであるFWラウタロ・マルティネスが至近距離から放ったヘディングシュートを右手一本でセーブ。絶体絶命のピンチを救った。
日本時間12月7日のセリエA第15節インテルvsパルマで、アウェーチームのGKである鈴木は大忙しだった。試合を通して昨シーズンのイタリア王者に18本ものシュートを浴び、試合は完全に押し込むインテルと守ってカウンターを狙うパルマという構図になっていた。
その中でパルマが0-2と追いかける展開で迎えた59分に披露した鈴木のビッグセーブは、直後のカウンターにも繋がる貴重なプレーだった。
パルマの守備陣は左サイドが流動的なインテルの攻撃に後手を踏み、クロスを上げたDFアレッサンドロ・バストーニとヘディングシュートを放ったラウタロの両名をフリーにさせてしまっていた。これだけ相手を捕まえることができなければ、ゴールが決まっても不思議はない。
しかし鈴木は、クロス対応でやや身体が流れながらも、最後までアルゼンチン代表FWのシュートに目を切らすことなく右手一本で反応。至近距離からのヘディングシュートを止めて見せたのだ。ラウタロも両手を広げて悔しがっていた。
パルマはこのビッグセーブから速攻を仕掛け、最終的にはFWマッテオ・カンチェッリエーリがフィニッシュまで持ち込んでいる。
この一部始終には、サッカーファンも反応。SNSには「彩艶止めるなぁ」「彩艶ナイスセーブからの良いカウンター惜しかった」「ラウタロのシュート彩艶よく防いだな」「彩艶なんやそのセーブ」「至近距離のシュート止めた」「ザイオンじゃなかったら5-0くらいにじゃないか?」など、称賛のコメントが目立った。
結果的に3失点を喫してしまった鈴木だが、イタリア・メディアの個人採点はいずれも悪くなかった。『PARMA TODAY』は採点6.5で「失点に関しては何もできない。ラウタロのシュートを素晴らしい反応で防ぐなど、彼は自分の仕事をすることでパルマを支えた」、『TUTTO mercato WEB』は採点5.5で「1失点目は完璧でなかったが、2失点目と3失点目は仕方がない。ラウタロのヘディングには安全な距離から注意深く対応した」と一定の評価を与えている。
(ABEMA de DAZN/セリエA)