【WWE】RAW(12月2日・日本時間3日/ワシントン・エバレット)
183センチ、無骨なキャラで再登場した“デカ女”レスラーが、日本人女子スーパースターを相手に大暴れ。隠れていたポテンシャルを大爆発させる傍若無人ぶりにファンから「子供扱いや」「説得力の塊」と驚きの声が上がった。
WWE「RAW」は、女子王者リヴ・モーガンとその用心棒ラケル・ロドリゲスの極悪女コンビと、ベビーフェイス化で人気急上昇中のイヨ・スカイ&カイリ・セインのダメージCTRLが対戦。好調を維持してきた“ダメコン”の2人に規格外のパワーと肉体を誇るラケルが立ちはだかった。
女子王者リヴへの挑戦が決まっているイヨにとって前哨戦となるタッグ戦。週末のチーム対抗戦“女子ウォーゲームス”で完敗を喫したリヴにとって雪辱戦となる。
試合開始からリヴ&ラケルは小柄なカイリをターゲットに。183センチの屈強さが売りのラケルが、パートナーのリヴをパワーボムでぶん投げてイヨにダメージを与える荒々しい攻撃を炸裂させる。
ファンからも「大人と子供だな…」と絶望の声。ABEMAのWWE解説もりおは「ラケル・ロドリゲスは183センチ、カイリ・セインは155センチしかないので、30センチ違いますからね」と圧倒的なフレーム差を指摘。さらに「ただしカイリ・セインはラケル・ロドリゲスに負けたことがないんです。タッグ戦も含め10戦もやって全て勝利しています」というデータに基づく豆知識を披露するが、この日ばかりは過去のジンクスは全く通用しなかった。
試合中盤、イヨがラケルへトップロープからミサイルキック、さらにカイリの「インセイン・エルボー」とフィニッシャーの連続攻撃で追い込むもここはカット。カイリはパンチの連打から得意の裏拳「カットラス」2連発を叩き込むが、ジャイアント馬場を彷彿させるビックブーツ一発で形成逆転。
リング中央、ラケルが小柄なカイリを片手で軽々と掴み上げ、雄叫びをあげながら高々と片手でリフト。その圧倒的な力強さと凶暴さに観客が息を呑む中、「チョークスラム」でリングに叩きつけた。「ドスン」マットへの衝撃音が響き渡り、カイリは完全に沈黙しあっさりカウント3。
勝利後も笑顔なく仏頂面のラケルは、どさくさ紛れにイヨの顔面へ荒ぶるストンピングの嵐と大暴れ。ファンも圧倒的なパワー差に「女子のブーツじゃないなw」「(リフトが)高え」「アンダーテイカー並みに高い」「説得力の塊」「こんなの返せません」と完全にお手上げ状態だった。
イヨのタイトル奪取の条件として、狡猾な王者リヴ・モーガンの攻略だけでなく、シングル戦でも”用心棒”として必ず試合に絡んでくるであろう”デカ女”ラケルという脅威に備えなければならない。このところ絶不調だったイヨだが、12月15日のタイトル戦を前に厄介すぎる”巨大な壁”が立ちはだかり待ったなしの状況に立たされている。 (ABEMA/WWE『RAW』)
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