【明治安田J1リーグ】サガン鳥栖 3-0 ジュビロ磐田(12月8日/駅前不動産スタジアム)
ジュビロ磐田は8日、明治安田J1リーグ最終節でサガン鳥栖と対戦し、0-3で敗戦。同時刻に行われた他会場の試合結果を待つことなくJ2降格が決定。今季、2年ぶりのJ1を戦ったものの、わずか1年でJリーグ歴代ワースト2位となる4度目の2部落ちとなってしまった。
今季のJ1残留争いは、前節までに20位で最下位の鳥栖、19位の北海道コンサドーレ札幌のJ2降格が確定。J2自動降格となる18位を回避するための争いは最終節に持ち越されていた。18位の磐田(勝ち点38)、17位の新潟(同41)、16位の柏(同41)という状況であり、試合前の時点で、磐田が最も崖っぷちに追い込まれている中、注目の一戦が幕を開けた。
試合は、序盤から磐田にとって厳しい展開。16分に鳥栖のFW富樫敬真に先制点を決められると、20分にも3試合出場停止から復帰したマルセロ・ヒアンにゴールを許して前半に2点を失った。
あとがない磐田は後半から今季限りで現役引退の背番号10・山田大記とFWマテウス・ペイショットを投入して巻き返しを図ったものの59分には再びヒアンに決められ3点目を献上。最後まで食らいついたもののゴールを揺らすことができないままタイムアップを迎えた。
この結果、他会場の結果を待たずに磐田の18位が確定。
前節、ホーム最終戦でFC東京に2-1の逆転勝利を収めて残留へ望みを繋いだものの、力尽きた。磐田は2013シーズンに初めてJ2に降格すると、2016シーズンに3年ぶりにJ1に復帰後、2019シーズンに再び降格。2022シーズンに昇格するも、1年で降格、2023シーズンにJ2で2位となり、3度の降格を乗り越えてJ1を戦ったが、今季もわずか1年で2部に落ちることとなり、クラブは史上4度目のJ2降格を味わうこととなった。
試合後、磐田・横内昭展監督は「やはりこれが現実なのでしっかりと受け止めないといけないと思っています。選手たちはひたむきに日頃のトレーニングから、リーグ戦、カップ戦と出し切ってくれました。残念な結果になりましたが、成長していないわけではないと信じています。来シーズンは違うカテゴリーで戦い、もう一度、強くなって、もう一度強くなって帰ってこようと思います」とコメントした。
なお、柏はアウェイで札幌と対戦して0-1で敗戦、新潟はアウェイで浦和レッズと対戦して0-0で引き分けた。
■明治安田J1リーグ残留争い結果
北海道コンサドーレ札幌 1-0 柏レイソル
【得点者】
札幌:近藤友喜(5分)
柏:
浦和レッズ 0-0 アルビレックス新潟
【得点者】
浦和:
新潟:
サガン鳥栖 3-0 ジュビロ磐田
【得点者】
鳥栖:富樫敬真(16分)、マルセロ・ヒアン(30分、59分)
磐田:
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)