【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-1 FC町田ゼルビア(12月8日/県立カシマサッカースタジアム)
またしても「鈴木優磨劇場」が開演した。J1リーグ最終節で鹿島のエースは、元同僚DFを手玉に取って試合を決定づける追加点。これにはファンも「気持ちよすぎる」と大興奮の様子だ。
12月8日のJ1リーグ最終節で、優勝の可能性が残されていたFC町田ゼルビアをホームに迎えた鹿島アントラーズは、5分と16分に幸先よくゴール。さらに45+2分には鈴木が圧巻のスーパーゴールを奪った。
自陣でMF名古新太郎が相手のスローインからの連携ミスを突いてボールを奪うと、サポートに来たMF知念慶が、前掛かりになっていた町田の背後を突くパスを最前線の鈴木へと出した。
ボールを受けた時点で町田のDF昌子源と1対1になっていた鈴木は、元同僚の股の間を抜くドリブルで一気にボックス目掛けて突進。背後から3人の相手が迫ってくる中でもGKとの1対1を制して、倒れ込みながら冷静に右足でゴールへと流し込んだ。
このゴラッソについて、ABEMAで解説を務めた福田正博氏は「(昌子の)股を抜いた後のドリブルでのコース取りがよかったですね。相手DFが入ってくるコースに入ったことで、シュートを打つ時間と空間を作りました」と、鹿島のエースがみせた圧巻の個人技を大絶賛した。
かつて鹿島でともに戦った元日本代表DFを完全に手玉に取ったスーパーゴールには、鹿島ファンも歓喜。SNSには「昌子また抜きでぶち抜いてのゴール最高!!」「鈴木優磨うっま」「Jリーグではキャリアハイの15ゴールなのね」「やはり日本代表には鈴木優磨が必要」「いつかのスアレスみたいな股抜き」「昌子の股抜いてるじゃん!」「100点だ」「これぞエース!」「決めるべき人間が決めてる!」「漢の中の漢だ」などのコメントで溢れた。
コメントにもあったように、このゴールで鈴木は今季のJ1リーグでの得点数を15に伸ばし、昨季の14ゴールを上回る鹿島でのキャリアハイを更新。エースの大車輪の活躍もあって鹿島は、最終節を3-1の勝利で飾り、5位で2024年シーズンを終えた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)