カチョレオ当日、オスカルさんは険しい崖をロープで登り、より多くの金が採掘できる場所を目指した。しかし、作業開始から4時間が経過しても、金は見つからず。オスカルさんは、奥の方で作業をしていた仲間たちを呼びに行き、彼らとともにいったん休憩することにした。オスカルさんの仲間の最年長は、63歳。その男性は「27年間やっているよ」と仕事歴を明かした。大ベテランの鉱山労働者に、プジョルジョDは鉱山で働く理由を質問。すると「若い頃に十分な教育を受けれなかったし、この仕事が1番自分たちに合っているんだよ」と答えが返ってきた。
学歴不問なことに加え、一攫千金を狙える報酬システムも、彼らが仕事を続ける理由のひとつなのだろう。これまでの最高額を尋ねると、「この人は1日で約60万円(4000ドル)分稼いだ」とオスカルさん。しかし、この日は最後まで金を見つけることはできず、オスカルさんは「ゼロだった。最悪の日だ」と肩を落としていた。