日本生命は、アメリカなどで保険契約の買い取り事業を展開する企業を約1兆2千億円で完全子会社化すると発表しました。国内の保険会社で最大規模の買収となります。
「海外事業収益の長期安定的な拡大、ひいては契約者の利益の最大化に大きく貢献するものと考えている」(日本生命・清水博社長)
日本生命が買収するのは、アメリカやオーストラリアで他の保険会社から契約を買い取り、資産運用で収益を得る既契約受託事業などを手がける「レゾリューションライフ」です。
現在、約23%の株式を保有していますが、2025年の下半期に残りの株式を約82億ドル(1兆2千億円)で買い取り、完全子会社化するとしています。国内の人口が減少する中、日本生命は、海外事業の拡大を中期経営計画の柱の1つに位置付けています。
清水社長は買収の理由について、「世界最大の市場であるアメリカに中核会社を持ちたかった」と話しています。(ANNニュース)
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