【UEFA女子チャンピオンズリーグ】マンチェスター・シティ 2-0 ペルテン(日本時間12月13日/マンチェスター・シティ・ジョア・スタジアム)
藤野あおばが止まらない。UEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)で得意の縦突破から先制点をアシストした20歳の新星は、約10分後にも同じような形から得点をお膳立て。立て続けの縦突破から決定的な場面を生み出したプレーにスタジアムも歓喜に包まれた。
日本時間13日に行われたWCLにて、マンチェスター・シティはペルテンと対戦した。なでしこジャパンのメンバーでもある藤野あおばは[4-3-3]の右WGで先発し、55分に先制点をアシスト。すると、その約10分後にも似たような形から追加点をお膳立てした。
中央でアンカーのMF長谷川唯と最前線から降りてきたFWメアリー・ファウラーがパス交換を行うと、オーストラリア代表FWは右のワイドの藤野へと展開。パスを受けた20歳のWGは先制点の場面と同じように仕掛けかる。
ボックス付近で、カットインすると見せかけて切り返しで縦に突破すると、対峙した相手の右SBは完全に逆を突かれる。これで余裕が生まれた藤野は右足でグラウンダーの強いクロスを送り、最後はカースティン・カスパリジが無人のゴールへと押し込んだ。
これには視聴者も「すごいプレーだ」「エグい」「DFドン引きだろ」「自信を持っているのがわかる」「彼女の視野はワールドクラス」と大興奮の様子だった。
全2ゴールをお膳立てした藤野に対しては、『Sofascore』をはじめとする各スタッツサイトで最高評価を記録。WCLで開幕5連勝を飾ったマンチェスター・シティで抜群の存在感を示している。
なお、この試合では、同じくなでしこジャパンのGK山下杏也加と長谷川も先発出場。12日にサッカー日本女子代表監督就任が発表されたニルス・ニールセン氏が、マンチェスター・シティの女子チームのテクニカル・ディレクター時代に関わった選手たちが躍動した。(ABEMA de DAZN/UEFA女子チャンピオンズリーグ)