【ブンデスリーガ】マインツ 2-1 バイエルン(日本時間12月14日/メーヴァ・アレーナ)
まるで飛び蹴りのようなアクロバティックな"回収プレー"だった。マインツに所属するMF佐野海舟が自陣でのルーズボールに反応して飛び上がってカットすると、このプレーにファンも大興奮している。
注目のシーンが飛び出したのは、ブンデスリーガ第14節で、マインツがホームにバイエルンを迎えた一戦、42分のことだった。1点をリードするマインツが攻め込まれた場面で背番号6が躍動した。
バイエルンの右サイドのスローインから、ピッチ内では押し込み、押し返してという攻守が移り変わる展開となっていた。中央で持ったバイエルンのDFヨシュア・キミッヒが縦パスを繰り出すと、マインツのMFイ・ジェソンが足を伸ばしてカット。ボールはその場に高く浮き上がると、瞬間的に佐野が反応。同じく反応したMFアレクサンダル・パブロビッチとの制し合いとなる中で、佐野は右足を伸ばして一足先にボールに触れてみせたのだ。
その後、再び拾われたものの、右のMFコンラート・ライマーからのパスも弾き出すなど佐野が再三に渡って相手の攻撃を封じた。この一連のプレーにはファンもABEMAのコメント欄で「マインカット!」「佐野エグッ!」「怖すぎるだろ」「佐野早っ!」「この数分で何回カットした?」「マインカット連発やん」「佐野いいね!」と次々に声を挙げていた。
佐野が存在感を示した試合は、後半にも追加点を奪ったマインツが2-1で逃げ切ってホーム3連勝。昨季、連覇の記録が「11」で途絶え、王座奪還を狙い13試合無敗を続けてきた"王者"に今季初黒星をつけてみせた。(ABEMA/ブンデスリーガ)