さらに、「溝手陣営では一時期、民主党系の森本真治氏(現職)と、共産党が新人を公認した。この両者を水面下で一本化する動きもあった。その年のお正月に、広島県医師会の新年互礼会があり、溝手先生が民主党の森本氏の方をニヤリと笑って、『この夏の戦いでは2人揃って当選するように皆様お願いします』と言った。明らかに宏池会が主導する広島県連は、河井案里氏は異分子だ。敵だ。絶対に落とさなきゃいけないと。むしろ野党の民主党を当選させていきたいと」と当時の広島県連の意図について説明した。
「河井案里氏は新人だから手厚くしてくださいとまでは言わない。広島県連がほかの県連のように対等に、あるいはやりたい議員さんはやっていいよと。そういう自由な競争を決めてくれていたら。広島県連だって、参議院選挙の前に県会議員・市会議員の支部にお金を出している。あの年は12年に一度しかない参議院選挙と統一地方選挙が同時にあったので、春には党所属の県議市議に広島県連自民党はお金を差し上げている。それに河井案里氏の分も乗せてお配りをいただいていたら、私が100人の方々に(2900万円を)配る必要はなかった。配らなくても済んだ」(河井氏)
(『ABEMA的ニュースショー』より)



