【写真・画像】“疑惑の同点弾”が大論争! 小久保玲央ブライアンが“神の手”被害?「完全にハンド」「ボールの軌道が変」「スローでも判別不能」ファン注目 1枚目
【映像】FWと1対1→超ビッグセーブの瞬間

ベルギーリーグ】シント=トロイデン 0-2 アンデルレヒト(日本時間12月16日/大王わさびスタイエンスタジアム)

【映像】FWと1対1→超ビッグセーブの瞬間

 これぞビッグセーブ、これぞ守護神というプレーだった。シント=トロイデンに所属するGK小久保玲央ブライアンが、1対1の大ピンチで相手のシュートをシャットアウト。誰もが失点を覚悟した場面で味方を鼓舞するようなセーブを見せると、スタジアムには大歓声が響いた。

 衝撃のセーブは、ベルギーリーグ第18節、シント=トロイデンがホームにアンデルレヒトを迎えた一戦、37分のことだった。シント=トロイデンが攻め込んでシュートで終えた後、相手ゴールキックの場面から悪夢は起きた。アンデルレヒトのGKコリン・コーセマンスから送られた中央への縦パスをきっかけに、シント=トロイデンはわずかパス3本で崩れ、FWアンドレス・ドレイヤーに抜け出されてしまったのだ。ハーフウェーを超えたあたりから約40mの独走を許す間、後手を踏んだDFルイス・パトリスが全速力で戻るも追いつけず、失点の大ピンチだった。

 この窮地に冷静だったのが小久保だ。ドレイヤーのドリブルに対し、あえて前に出ることはなくその場で小刻みにステップを繰り返しながら準備すると、ボックスに足を踏み入れ、1、2メートル近づいた瞬間、体を前に動かした。と言っても、フロントダイブではなく、その場で両手を広げ、右足を伸ばして左足を折る"クロス"と呼ばれるブロッキングで大きな面を作り、できるだけシュートコースを消して対応したのだ。これが功を奏して、小久保は相手の右足フィニッシュを自身の右足で弾き出すことに成功した。

 先制を許してから10分後、さらに追加点を覚悟した場面でのビッグプレーにホームスタジアムは沸き立ち、場内には大きな歓声が響き渡り、実況・原大悟「小久保玲央ブライアン、ビッグセーブです!」と伝えた。

 この日は、GK小久保、小川諒也、山本理仁、藤田譲瑠チマ、伊藤涼太郎の5人の日本人選手が先発したものの調子を上げることができないまま、0-2で敗れ、リーグ戦2連敗を喫した。

ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)

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