【ベルギーリーグ】シント=トロイデン 0-2 アンデルレヒト(日本時間12月16日/大王わさびスタイエンスタジアム)
 これぞビッグセーブ、これぞ守護神というプレーだった。シント=トロイデンに所属するGK小久保玲央ブライアンが、1対1の大ピンチで相手のシュートをシャットアウト。誰もが失点を覚悟した場面で味方を鼓舞するようなセーブを見せると、スタジアムには大歓声が響いた。
 衝撃のセーブは、ベルギーリーグ第18節、シント=トロイデンがホームにアンデルレヒトを迎えた一戦、37分のことだった。シント=トロイデンが攻め込んでシュートで終えた後、相手ゴールキックの場面から悪夢は起きた。アンデルレヒトのGKコリン・コーセマンスから送られた中央への縦パスをきっかけに、シント=トロイデンはわずかパス3本で崩れ、FWアンドレス・ドレイヤーに抜け出されてしまったのだ。ハーフウェーを超えたあたりから約40mの独走を許す間、後手を踏んだDFルイス・パトリスが全速力で戻るも追いつけず、失点の大ピンチだった。