弁護士の中川みち子氏も「有罪にするには証拠に基づいて『この人がやったことに間違いない』というところまで立証されないと有罪にできない」と指摘して「『疑わしきは被告人の利益に』ということで、疑わしいだけでは有罪にできないという刑事司法の原則を貫いたのだと思う」と分析した。
ABEMA的ニュースショーでは、袴田巌さんが強盗殺人罪などで死刑判決を受け、のちに再審で無罪となった冤罪事件、いわゆる「袴田事件」をたびたび取り上げてきた。MCの千原ジュニアは「袴田さんの事件がなかったら、みたいなことにもなりかねない。あれだけ騒いでいたロス疑惑(1980年代にロサンゼルスで起きた傷害・銃撃事件が保険金目的による犯行ではないかと疑惑をかけられた騒動)でも、最高裁で無罪だった」とコメント。
メディアの報道について、ジャーナリストの青山和弘氏は「それ(報道)に引っ張られる心理がどこまであるかだが、やっぱりそれはあってはいけない」と、法と証拠に基づき判決が下されるべきだと警鐘を鳴らした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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