障害のある子を持つ親からなる団体が、子どもが学校を卒業し放課後等デイサービスが利用できなくなるなどの「18歳の壁」について、アンケート調査の結果を公表しました。
「(子どものために)今の社会状況では働き続けなければいけませんし、私ども(親)がこの世から消えた後、娘の笑顔を守っていくためにも少しでも残してやりたい」(障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会・工藤さほ会長)
全国の障害のある子や医療的ケアが必要な子を持つ親を対象に行われたアンケート調査の結果、回答のあった310件のうち約7割が放課後等デイサービスを利用していることがわかりました。子どもが学校を卒業する18歳になると、放課後等デイサービスなど様々な支援が利用できなくなります。
また、卒業後に多くの子どもが通う生活介護の施設などは、午後4時までしか利用することができません。このため離職を余儀なくされる親がいるとして、調査を行った団体は、厚労省や事業所に対し、利用時間の延長などの仕組み作りを求めています。(ANNニュース)
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