【カラバオカップ】アーセナル 3-2 クリスタル・パレス(日本時間12月19日/エミレーツ・スタジアム)
 クリスタル・パレスに所属するMF鎌田大地は、わずか2タッチのプレーで違いを生み出した。中盤の組み立てに参加した“日本の心臓”は、後ろ向きでパスを出して攻撃を推進すると、味方がゴールネットを揺らした。このプレーには相手チームであるアーセナルのファンも驚きの声を挙げている。
 注目のプレーはクリスタル・パレスがリーグカップ戦であるカラバオカップ準々決勝、アーセナル戦の85分のことだ。1-3と2点を追いかける中で、アウェイチームはGKディーン・ヘンダーソンから攻撃を展開した。守護神が前線へロングフィードを送ると、このボールは相手にクリアされたものの、DFトレボ・チャロバーが回収に成功。前に繋げた浮き球を処理したのが鎌田だ。華麗な胸トラップからすぐさまインサイドで味方に落とすと、MFジャスティン・デベニがターンから前を向いて斜め右前のMFイスマイラ・サールへ預ける。さらに右のナサニエル・クラインがボックス外から中央へのクロスを送ると、仕上げはエドワード・エンケティアだ。