【カラバオカップ】サウサンプトン 1-2 リヴァプール(日本時間12月19日/セント・メリーズ)
サウサンプトンのDF菅原由勢が、リヴァプールの17歳MFトレイ・ニョニとバチバチの攻防を繰り広げた。
カラバオカップ準々決勝でリヴァプールと対戦したサウサンプトン。菅原は1点ビハインドの61分に投入されると、直後にピンポイントクロスで決定機を演出するなど、上手く試合に入っていった。
すると68分にアクシデント発生。右サイドの敵陣中央に位置していた菅原が、最終ラインにいたDFのテイラー・ハーウッド=べリスから縦パスを受ける。日本代表DFはターンから右サイドに張っていたFWタイラー・ディブリングにボールを預け、自身はインナーラップでボックスに侵入しようと試みた。
しかし、スプリントに対峙していたリヴァプールの17歳のMFニョニが必死の競り合いでブロックする。ディブリングからパスが出されるも、菅原は17歳の引っ張りによって前へ進めず。ニョニを無理やり引き剥がして、即座に審判に詰め寄ってファウルをアピールしたが、笛は鳴らなかった。
「掴んでるよ!」というジェスチャーで怒りをあらわにした菅原。実況の下田恒幸氏は同シーンに「相当ニョニは引っ張っていましたけども?」と解説の林陵平氏に問いかけると、林氏は「ニョニが引っ張っていて、菅原も引っ張り返したのでそこを見られちゃったんだと思います。(審判から見たら)『両方とも引っ張ってたでしょ』っていう。先に引っ張っていたのはニョニの感じはしましたけど」と、ファウルにならなかった判定について見解を口にした。
なお、試合は遠藤航がCBでフル出場したリヴァプールが2-1で勝利。カラバオカップ準決勝に駒を進めた。
(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)