テレビ朝日の田中萌アナウンサーが16日、夏に撮影したノースリーブ姿でポテトを食べる写真を自身のSNSに投稿し話題となっている。『週刊SPA!』元副編集長の田辺健二氏がこの投稿の秀逸さを語った。
田中アナは「寒い日が続いていますが 今週も元気に過ごしたいです (夏の写真)」とつづり、白のノースリーブ姿でフライドポテトを食べる写真をアップ。文末には、「#ポテト大好き」のハッシュタグが付けられていた。
以前、ABEMA的ニュースショーで田中アナは、炎上しない投稿術を披露し文章だけでなく、写真の映り込みなども注意して投稿していることを明かしていた。
田辺氏は田中アナの“ポテト大好き投稿”に注目して「ハッシュタグ『#ポテト大好き』だが、これはニュースにもなっている。なぜニュースになっているのかと思っていた。ただ、ネットの声は正直で『全国民が大体ポテトは好きなんじゃない』といった声があがっていた」と説明。
その上で「これこそが『キング・オブ・無難』」だとして「考え尽くされた『#ポテト大好き』の投稿のような気がしてきた」と語った。さらに、以前「宅建に一発合格した」と語っていた田中だが、この投稿は「宅建一発合格を武器にしない『無難の女神』の真骨頂」と分析した。
また、女性アナウンサーが座右の銘を聞かれた際に、累計200万部の国民的ベストセラーになった1冊、修道女でもある故・渡辺和子さんの著書『置かれた場所で咲きなさい』を用いることが多いと説明しつつ、「どん底を見た人が使うのはわかるが、女性アナウンサーはすごい高倍率の中で、勝ち残って来て、もう高嶺の花として咲いている。それなのに、なぜそんな言葉を使うのかと思っていたが、これもやっぱり『無難な座右の銘』なのだと思った。つまり、この“ポテト大好き投稿”は、現代の『置かれた場所で咲きなさい』なのかもしれない」と考察した。
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