【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン 5-1 フライブルク(日本時間12月22日/バイアレーナ)
素早いショートカウンターからの冷静なフィニッシュだ。フライブルクがレヴァークーゼン戦で、MF堂安律のボール奪取を起点に、MFヴィンチェンツォ・グリフォが狙い澄ましたシュートで1点を返した。追撃弾をもたらした日本人MFとイタリア人MFの活躍に、ファンが注目している。
ブンデスリーガ第15節の55分だった。2点ビハインドの中、良い守備から良い攻撃が炸裂する。レヴァークーゼンのDFピエロ・インカピエからMFグラニト・ジャカへの縦パスを狙っていたのは堂安。チームメイトのDFマティアス・ギンターと挟み込むようにしてボールを突っついて奪う。
そして、ギンタ―が間髪入れずにFWミヒャエル・グレゴリッチュへ楔のパスを打ち込むと、ボールは左サイドから内側に入ってきたグリフォのもとへ。背番号32は右足アウトサイドでのトラップでDFヨナタン・ターの逆を突いてシュートコースを確保し、右足をシャープに振り抜く。低い弾道のシュートがゴール右隅に吸い込まれていき、GKルーカス・フラデツキーの横っ飛びをものともせずに決まった。
追撃弾を決めたグリフォは急いでゴールマウスに収まったボールを取りにいく。レヴァークーゼンにすぐにキックオフで試合を再開させることを促したのだが、ボールをセンターサークルに持っていく時の表情はにこやかなものだった。
チームに勇気を与える一撃を沈めたグリフォに、ファンがSNS上で反応。「グリフォやっぱ上手いな」「グリフォお見事」と称賛した。また、「堂安律くんの奪取から」と、ゴールの出発点になった堂安の好守に着目する声も見られた。
1点差に詰め寄ったフライブルクだったが、昨シーズンのブンデスリーガ王者に67分、74分、77分に連続失点を許してしまい、1-5と大敗を喫した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)