全身にタトゥーが入ったコワモテの32歳。ジュセさんと初めて出会ったとき、彼はマフィアや違法労働者が利用するトロッコの運営者として、取材班の前に現れた。しかし取材を進めていくと、「怖そうな人」という第一印象は真逆のものに。やがて明かされたジュセさんの意外な本職、そしてトロッコ運営の真の目的とは……。
12月21日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める新番組『国境デスロード』#3が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。
今回プジョルジョDが訪れたのは、コロンビアとの国境近くに位置するエクアドル北部の村・アルトタンボ。密林地帯にあるこの村で、プジョルジョDは複数のトロッコを目撃する。取材を進めていくと、トロッコは地元の青年たちによって手作りされたもので、廃線となった線路を走っていることが明らかに。なお、エクアドルの鉄道は政府が運営しているが、経営難などにより、各地で多くの路線が廃線となっている。鉄道に代わる交通手段として活躍していたのが、この手作りトロッコだったのだ。しかしトロッコの利用客の中には、マフィアや違法労働者も含まれている。トロッコの線路沿いには、水俣条約によって国際的に禁止されている水銀を使用し、金を産出する違法鉱山が密集。マフィアが労働者を雇い、違法に金を産出しているのだという。
冒頭で触れたジュセさんは、トロッコ運営の中心人物の1人。その日の仕事を終えると、取材班を自宅に案内してくれた。アルトタンボの村では、簡素な木造の家が建ち並ぶ様子も見られたが、ジュセさんの自宅は大きく立派な豪邸。外観を見たスタジオの東野は「うわ、でか!綺麗!」と驚きの声を上げた。ジュセさんはこの家で、妻と2人の娘と暮らしている。
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