普通に構えて狙うだけでも難しいのに、凄いとしか言いようがない!ホワイトベースがランバ・ラル隊による白兵戦を仕掛けられ、乗組員が艦内への敵侵入を防ぐため銃を手に応戦した。アムロ・レイ(CV:古谷徹)は最前線で爆風によろめきながらも、正確なエイムで見事に敵の侵入を阻止してみせた。
【映像】白兵戦でもビックリな命中精度を魅せるアムロ(18分40秒ごろ~)
グフとザクを失い、補給も絶たれたランバ・ラル隊は、ゲリラ戦法でホワイトベースを攻撃することを決断した。ホワイトベースが囮の大型陸戦艇ギャロップとザクに気を取られている隙に、後方から白兵戦用戦車キュイで接近し、艦上から侵入する作戦を実行した。
アムロ、ハヤト・コバヤシ、リュウ・ホセイ、ブライト・ノアらホワイトベースの主力メンバーは次々とホワイトベース後方に集結し、銃を手にランバ・ラル隊を迎え撃った。
ランバ・ラル隊は砲撃の少ない場所を狙ってホワイトベースに突撃。副官クランプは艦橋に爆弾を仕掛け侵入口を作ろうとしたが、その途中でガラス越しに「こいつめ~!いっちゃえ~!落ちちゃえ~!」と叫ぶおてんば娘キッカ・キタモト(CV:井上瑤)の姿を発見。「なんでこんな子どもがいるんだ……」と絶句しつつ爆弾を仕掛けながら、「下がってろ!ケガするぞ!下がれと言っている!」と、大声で避難を呼びかける場面もあった。
一方、アムロはランバ・ラル隊の侵入を阻止すべく奮闘する。「78番ハッチが突破されたぞ!」という報告を聞いた直後、爆風と炎が彼を襲ったが、アムロは体勢を崩しながらも炎が迫る方向に向けて正確に射撃し、見事に敵を撃退した。
そして扉を閉めると、侵入者を排除すべく加勢に向かった。銃弾を装填している最中に敵に襲われた際、「勝てたのはそのモビルスーツのおかげだ」と話すランバの言葉が脳裏をよぎったアムロだったが、混沌の中でも正確に敵を撃ち落とす命中精度を考えると、ガンダムの乗ってなくとも十分強いよ……と思わせる活躍ぶりだった。
アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。
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