【写真・画像】あれ“あの音”が鳴らない!?「機動戦士ガンダム」ララァ初登場、TV版と劇場版の違い 1枚目
【映像】ガンダムの“あの音”がない頃のニュータイプ(3分15秒ごろ~)
機動戦士Gundam GQuuuuuuX
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 ガンダムで「ニュータイプ」といえば、何かを感じ取ったときに鳴る特徴的な“ティリリリリン!”という音を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、この効果音はTVアニメ版では聞かれず、音が流れるようになったのは劇場版からだったということを覚えている人は少ないかも……。

【映像】ガンダムの“あの音”がない頃のニュータイプ(3分15秒ごろ~)

 ホワイトベースはジオン公国軍の度重なる襲撃を退け、中立国家「サイド6」に補給と修理のため寄港した。「サイド6」には、かつて「サイド7」でジオン軍の襲撃を受け、コロニーの穴から宇宙空間に投げ出され行方不明になったアムロ・レイ(CV:古谷徹)の父、テム・レイがいた。父が生きていたことに驚くアムロだったが、すぐにテムの様子がおかしいことに気がついた。酸素欠乏症の影響で脳に障害が起きていることを悟ったアムロはショックを受ける。

 ホワイトベースの出航を控える中、アムロは再び父のもとを訪れるため、バギーを走らせていた。しかし、雨が降るタイミングと重なってしまい「天気の予定表ぐらいくれりゃいいのに……」と愚痴をこぼしつつ、一軒家の軒先で雨宿りすることにした。

 そのとき、アムロの目は湖の上を飛ぶ1羽の白鳥に引き寄せられ、「鳥だ……」とつぶやいた。すると次の瞬間、アムロの眉間に稲妻のような黄色い光が走り、アムロが何かを感じ取る。

 アムロがその先にあるテラスに向かうと、そこには一人の少女が座っており、白鳥を見つめながら「可哀想に……」とつぶやいていた。その少女こそ、アムロとシャア・アズナブルのその後に深く関わることになるニュータイプ、ララァ・スン(CV:潘恵子)だった。

 「ニュータイプ」という言葉がアニメ「機動戦士ガンダム」で初めて登場するのは第38話「再会、シャアとセイラ」だったからか、第34話のこのシーンでは“ニュータイプ音”は鳴っていない。実はTVアニメ版ではニュータイプ音は一切登場せず、劇場版からの演出なのだ。ちなみに、この音の正体はフレクサトーンという打楽器を振ることで奏でられるもの。もしニュータイプになった気分を味わいたくなったら、この楽器を入手してみるのも面白いかもしれない。

 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。

(C)創通・サンライズ

機動戦士ガンダム
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