まさかの事態に総崩れした。ヴィッセル神戸のFW大迫勇也が試合終了間際にPKのチャンスを迎える。決めれば同点という状況の中、渾身のシュートは枠を大きく越えて外れてしまう。千載一遇のチャンスを逃した背番号10はピッチに倒れ込み、サポーターはエースのPK失敗に打ちひしがれたが、内田篤人氏は後輩に優しい声を送った。
 今月配信された『内田篤人のFOOTBALL TIME』では、『FOCUS MATCH』として明治安田J1リーグ第37節の柏レイソル対神戸が紹介された。MCの内田氏とゲストの安田理大氏が焦点を当てたのは、95分に神戸の大迫に訪れたPKのシーンだ。1点を追いかける神戸が88分に右サイドを起点に攻め込む。DF広瀬陸斗がクロスを上げるも、ボックス内の味方に合わなかった。しかし、その直前に空中で競り合った柏のDFジエゴの左肘がFW武藤嘉紀の顔に直撃しており、神戸にPKが与えられる。