この人だけは怒らせてはいけない……誰もがそう思った瞬間だった。レッドリボン軍にカメハウスが襲撃を受けた際、ランチ(CV:小山茉美)が人質に取られてしまう。しかし、くしゃみをきっかけに形勢逆転!ランチは亀仙人(CV:宮内幸平)も震えてしまうほど一方的な暴力を見せつけた。
【映像】レッドリボン軍を全滅させるランチさん(15分37秒ごろ~)
レッドリボン軍に孫悟空(CV:野沢雅子)たちの秘密基地だと勘違されたカメハウスが襲撃を受けた。亀仙人はドラゴンレーダーを発明した博士だと間違われるが、まったく動揺する様子はない。
博士、ハカセとしつこいレッドリボン軍に対して「ワシャ博士じゃないと言っとるじゃろうが!」と何度説明しても一向に誤解は解けず、亀仙人は「じゃあ、逆らっちゃおうかな!」と実力で抵抗することに。レッドリボン軍の軍勢は亀仙人の圧倒的な強さにあっという間に倒されていった。
しかし、ランチが人質に取られてしまうと、さすがの亀仙人も手を出せなくなってしまった。大ピンチを迎えたランチと亀仙人だったが、ここでウミガメ(CV:郷里大輔)が機転を利かせる。
ウミガメはこっそりとランチのもとへと近寄ると、木の葉でランチの鼻をこそこそ刺激する。期待どおりランチはくしゃみをすると、紺色の髪が金色に変化し、超サイヤ人もビックリな凶暴モードに変化した。
ランチは拳銃を突き付けられた状態から「クソアマだと!? このボケナス!」と腕を振りほどき、強烈なアッパーをお見舞い。屈強なレッドリボン軍の隊員を一撃KOしてしまった。
怒りの収まらないランチはさらに、のびてしまった隊員に対し「アホ!カス!マヌケ!なんとか言え!このザコ!」と普段のランチからは想像もできない暴言を吐きながら横っ腹に9発ものサッカーボールキックをお見舞いしていた。
さすがの亀仙人も凶暴モードのランチの前ではおとなしくするしかないようで、蹴られまくっている敵を見ながら震え上がっていた。凶暴モードのランチは、戦闘力でいえばどれほどの強さなのだろうか……?
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。
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