東出昌大が、世界各国を飛び回り、過酷な取材を続ける番組ディラクターの身を案じる場面があった。
12月28日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める新番組『国境デスロード』#4が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。
今回スポットを当てたのは、ミャンマーと自称・カレン国の間に存在する、国際的には認められていない“見えない国境”。ミャンマーの主要な少数民族・カレン族は、1948 年に独立を宣言し、ミャンマーの一部地域をカレン国として占領した。ミャンマー軍とカレン民族軍による抗争は70年以上続いており、近年には1ヶ月で290回の戦闘が発生し、300人以上の兵士が命を落としたこともあるという。激化する内戦の最前線を、プジョルジョDが取材した。
番組冒頭では、カレン族の村がミャンマー軍によって襲撃を受け、カレン兵士の療養施設の取材が中止になる事態が発生。カレン兵の支援者が「取材予定だった療養施設はもう無いかもしれない」と語ったほど、甚大な被害が出たようだ。さらに地元住民への取材中に、ミャンマー軍の可能性がある兵士が接近し、取材班が慌てて逃げるシーンも。スタジオのMC陣はハラハラしながら、VTRを見守った。
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