WWE「RAW」で行われた新設・女子インターコンチネンタル王座トーナメント戦の準決勝で”ダメージCTRL”のダコタ・カイが宿敵”PFC”ゾーイ・スタークを衝撃の"地対空キック"で撃破。バックステージでの襲撃で負傷離脱の原因となった非情軍団”PFC”メンバーを撃破してリベンジを果たした。

 高い身体能力を誇る実力者ゾーイだが、現在のユニットでは集団での闇討ちを常套手段とするエゲツない一面も。ダコタ襲撃に続き”ダメージCTRL”ではカイリ・セインが”PFC”にバックステージでトーナメントから”排除”されたばかりだ。

 序盤こそゾーイのパワフルな攻撃やスプリンボードからのミサイル・キックなどに手を焼いていたダコタだったが、ローリング式のバッククラッカーから長い脚を活かしたフロントキック、大谷晋二郎ばりの顔面ウォッシュと一気に攻め込む。
 
 一進一退の攻防のなか、ダコタのロープとエプロンを挟んでのストンプが不発、ゾーイが再び得意のスプリンボードから跳び上がる場面で、ダコタの驚愕の決定打が炸裂する。

 トップロープから猛然と飛び込んでくるゾーイに対し、ダコタが放った完璧すぎる地対空キック。絶妙のタイミングで放たれた一撃は、まるで計算されたかのように見事アゴへとヒットすると、ABEMA実況・藤沢俊一郎アナウンサーも「どんぴしゃ!」と驚いた。さらに解説の堀江ガンツも「凄いカウンターだ」と衝撃的な一撃に口を揃えた。

 試合の流れを一変させた千載一遇のカウンターに、ファンも「迎撃!」「カウンター」「対空」と興奮の声。よろよろと立ち尽くすゾーイに最後はダコタのフィニッシャー「GTK(Go To Kill)」が炸裂し試合を決めた。

 この劇的な一撃で勝利を決めたダコタは、新設された女子インターコンチネンタル王座への挑戦権をかけたトーナメント決勝に進出。これまで怪我の影響でイヨやカイリなど日本人メンバーの”英語通訳係”に甘んじていたダコタが、戴冠へ向け決勝戦に臨むこととなった。(ABEMA/WWE『RAW』)

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【映像】衝撃の地対空キック
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