山梨市では、地元の消防団員が放水を浴び続ける伝統の出初式が行われました。
 「水の洗礼」と呼ばれるこの出初式は、水害が多かったこの地域で水への恐怖心を無くそうと、100年以上前から続く新年の伝統行事です。地元の消防団員3人が高さ20mほどの「火の見やぐら」にのぼり、「わっしょい、わっしょい」と声をかけながら地上から放たれる水を浴び続けました。
 地域の人に見守られながら20分ほど冷たい水を浴び続けた団員たちは、火の見やぐらから降りてくると、震えた体で抱き合いながらお互いの健闘を称えあっていました。