水上スキーで安全祈願芦ノ湖の「湖水開き」神奈川・箱根

　神奈川県・箱根の芦ノ湖では、今年1年の安全を祈る「湖水開き」が行われました。

　芦ノ湖の「湖水開き」には、箱根町役場の人や観光関係者など約50人が参加しました。湖畔には祭壇が設けられ、箱根神社の宮司により祝詞が読み上げられました。

　5日の芦ノ湖の水温は7℃。寒空のもと、國學院大学の学生が神職に扮して水上スキーを行い、湖面を浄めて回りました。神事が始まる昼前には若干気温が上がったものの、風は強く湖面には白波が立つなど、水上スキーには体感温度もかなり低く、浄め払いにも苦労したようです。

「（Q.中どうでした？今日、寒くなかったですか？）やっぱり風が冷たいので、どうしても手が冷えて、ロープ持ったり、物持っているのが、苦しい感じでしたね。（Q.どのようなことを考えて清め祓いをしました？）去年が、震災、地震に始まりという、少し厳しいことが多かった年だったなと思ったので、今年は何事もないといったら変ですけど、みなが楽しく、平和にいれたらなということを考えながら、一生懸命振らせていただきました」（國學院大学法学部1年・瀬戸由輔さん）

　新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが5類に移行してから国内外からの観光客は増加していて、芦ノ湖での遊覧船やボートの需要も順調に伸びていることから、参列者たちは今年1年より一層事故が無いようにと湖の安全を祈っていました。（ANNニュース）

この記事の画像一覧