【セリエA】トリノ 0-0 パルマ(日本時間1月6日/スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ)
 最後尾から相手に脅威を与える、まさに唯一無二の武器だ。パルマのGK鈴木彩艶が60m級のロングフィードを前線の味方に届け、相手のプレスを空転させた。毎試合のように繰り出されるキックが、再び話題になっている。
 またしても“ザイオン砲”が炸裂したのは、パルマが第19節でトリノと対戦した67分のことだ。スコアレスの中、パルマは最終ラインで横パスを繋いで、相手守備ブロックを攻略する糸口を探す。たいしてトリノは3トップがプレスをじわじわと掛けて、正面を塞ぐ守備を徹底した。