■反対する側の不安の声

宮ノ森光輝氏
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 一方で、「ムスリム土葬墓地建設反対」の署名活動を行う、宮ノ森光輝氏。2023年5月、石巻市内に土葬可能な霊園を求める陳情を、漁業関係の友人から相談を受け反対署名を立ち上げたという。

 反対意見について、「土葬となると、結果的に十数年とか100年規模で、その区間が使えなくなる。宮城県は田んぼもあるし、漁業が盛んな地域だ。それに対しての懸念はすごく聞かれる」と明かす。

 大分県日出町の調査によると、キリスト教、イスラム教の土葬墓地、全国13カ所に問い合わせたところ、これまで水質汚染の問題は発生していないとのこと。また、墓地開設予定地に隣接する大分トラピスト修道院では30年以上前から土葬しているが、毎年の地下水の水質検査の結果から、水質汚染は確認されていないという。

 宮ノ森氏は「結果的には福島の原発の問題もあったが、一番は風評被害だ。それがやっぱり大きいと思う」と話す。

 水質汚染によって魚が汚染されているなどの風評被害が想定されるのか。「結果的にはそういうこともあると思う。たくさんの方が埋葬されれば、その後どうなるのか…というのはある」と答えた。

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