ABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』(1月9日より放送)で、とあることがきっかけでラッパーの麻薬使用を一斉摘発するためにラップグループに潜入捜査する警察官・伊弉諾翔吉(イザナギ)を演じる般若。言わずとしれた日本HIPHOP界の重鎮であり、『フリースタイルダンジョン』でラスボスを長年つとめるなど、幅広い層にその名は届いている。一方で「俳優」としての顔も持っており、2015年の映画『Zアイランド』以来作品数を積み上げ、ついに連続ドラマで主役へと抜てきされた。般若に『MOGURA』にも多数登場するラッパーの評価、自身のこれまでの俳優のキャリアなどを語ってもらった。
「Jin Doggは“そこにいるだけ”で絵になる」
ーー2015年から俳優としての活動がはじまりましたが、今回が初の「主演」。いつもと違った心持ちだったのではないでしょうか。
般若:細かいこと言っちゃったら始まらないんですけど、やっぱり普段より出演する量が圧倒的に多くて、セリフ覚えにも時間を使いました。
ーーこのドラマにのぞむにあたって準備したことはありますか。普段体を鍛えているというのは知られていますが、かなり絞ったとか。
般若:逆に体重は増やしましたね。あまりに絞っている警官もいないだろうと思って。4〜5キロは増えたんじゃないですかね。
ーー“熱血漢の警官役”ですよね。新しい役柄の方向性です。
般若:そうですね。大体捕まるか、死ぬかっていう感じだったので。だから今回は、いかに「フラットにするか」っていうことは考えていました。これまで僕がやってきた飛び道具みたいな役は、他のラッパーたちが担当してくれています。
ーーまさにラッパーのみなさんが数多く出演されているわけですが、“俳優の先輩”としてどう映っていましたか?
般若:ぶっちゃけていいですか?…すごく良いですよ。とくにジェイク(Jin Dogg)はいるだけでカメラ映えするんですよね……ズルいなと思います。
周りのラッパーが誰も遅刻しなかったことに感心

