■日本は「外出キャンセル」しやすい国?
外出キャンセル、いわゆるインドア派には寛容なイメージもある日本だが、海外ではどうか。アメリカ出身のパックンは「アメリカでも『実は12月6日以降、家を出ていない』と言うと、たぶんちょっと変わった人扱いをされる。日本は『お一人様』もあるし、結構インドア派向けかもしれない」と語った。
海外での生活経験も豊富なインフルエンサーで実業家の岸谷蘭丸氏は「ヨーロッパもそうだ。1カ月家から出なかったら『ちょっと病院に行く?』となる気がする。飲みに行ったりすると、1時間とか飲みながら立って話していたりする。あとはレストランとかも、お一人様が全然いない。基本はパートナーと行くとか、友達と行かないとちょっと浮いちゃう、みたいな感じもある。ヨーロッパの方がコミュニティを大事にする文化だから、1カ月(家から出ない)とかは考えられないと思う」と状況を伝えた。
その上で、岸谷氏個人としては「デナイ氏は勝手に出ていないだけだからいい。『みんなもそうしろ』じゃないから。リモートワークでちゃんと稼いでいるというのは、この時代の生き方としてすごくいいし、めっちゃ羨ましい」と理解を示した。「若い世代とか結構増えている気がする。出ない人は本当に多い。コロナ以降、がっつり影響を受けている。外出する、人と接するというコストがデカいことをせずに割と楽しめるというので、いろいろなところが時間を食い合っていると思う。これだけ多様なことがあれば、子どもを産まなくても人生が楽しいという人が多いのも絶対それだ」。デナイさん本人も、ほとんど家から出ない生活を送っていることへの偏見や差別を感じることはないといい「インドアしているということはなかなか人に気づかれにくい」とした。
外に出て、直接会わなければ、絆、輪、コミュニティ、交流、体験、思い出作りができないといった声もあるが、デナイさんは家でもできることの大きさを伝える。「全部というわけではないが、絆やコミュニケーションは普通に家族で補える部分が相当ある。家でも活動して生きている。いろいろなものを見て、エンタメとかゲームとかを体験したい。家で仕事をしていたら、仕事なりの体験がある。一応人生は積み重なっていっていると思っている」。
(『ABEMA Prime』より)


