【セリエA】パルマ 1-1 ヴェネツィア(日本時間1月19日/エンニオ・タルディーニ)
パルマのGK鈴木彩艶の代名詞とも言えるロングキックがまたも炸裂した。味方からのバックパスをダイレクトで前方に蹴り出すと、中継映像のカメラアングルからも消える滞空時間の長い70m級フィードを前線に供給。これを起点にパルマの攻撃がスタートした。
鈴木が所属するパルマは日本時間1月19日、同じく昇格組のヴェネツィアと対戦。この試合でも日本代表GKのロングキックが冴えていた。
パルマが0-1と追いかける展開で迎えた52分、右サイドバックのエンリコ・デルプラートからバックパスを受けた鈴木は、ゴールエリア付近からダイレクトで前方に大きく蹴り出した。これが滞空時間の長い70m級のフィードとなり、相手陣地のバイタルエリアまで距離を伸ばした。
ヴェネツィアDFジェイ・イツェスは後ろに下がりながらの対応となったことで正確なヘディングのパスを味方に繋げることができず、パルマのMFエルナニが回収。高い位置でボールを奪ったホームチームがパスを回しながら攻撃のチャンスを伺い、最終的にはMFドリッサ・カマラが惜しいコントロールシュートを放った。
鈴木が蹴り込んだロングフィードには、ファンもSNSで「異次元すぎる」「やばいなw」など改めてそのキックの威力と精度に驚いている様子だった。
相手陣地の深い位置までロングキックを蹴ることができる技術は、昨今のサッカー界ではかなり重宝されているものだ。相手のハイプレスをひっくり返すための有効な手段の一つで、マンチェスター・U、チェルシー、バイエルンなどビッグクラブが鈴木に関心を寄せている理由の一つだろう。
なお、試合はお互いにPKでゴールを奪い、1-1の引き分けに終わっている。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





