そして「『M-1』だって『キングオブコント』だって大きく括れば吉本の事務所ライブなんです。誤解しないでください。これは恨みつらみではなく、そういうシステムなんです。吉本はその中に熾烈な競争があってそれを勝ち抜いている強者ばかり。正直、吉本だけでも盛り上がる」「でもさらに盛り上げるためにも他所の我々も参加させていただいているにすぎない。それを早く理解すべきでした。そんな僕が邪道の道を歩むのは必然だったのかもしれません」と本音を打ち明けた。
ただ昨今、賞レースが乱立していることから、みなみかがわ芸人をやり始めたころと環境が大きく変わったと言い、気づけばいろんなファイナリストやチャンピオンがテレビで活躍している現在。「もう賞レースに出ること=売れる道ではなくなったんです」と言い放つみなみかわ。
そして「でも、ここからが重要です」と続け、「それに気づいている若手が多いんです。吉本以外の事務所はリンダカラー∞、ラパルフェなどもう『M-1』をブランディングの場としているではありませんか。よくない状況です。許せないです。邪道は少ない方がいい。邪道が多くなればこの手法が邪道にならない。早いんです、気づくのが。もっと絶望と苦しみの後、20年苦しんだ後にそのことに気づくべきなんです」と久保田と井口に本音をぶちまけ、「M-1こそ正義という風潮だった昔に戻しませんか?」と訴えた。
久保田は、みなみかわのあまりに強い想いに「プロデューサーか、こいつか」とつっこみつつも理解を示し、井口も「最後の方にいってることは一理あるというか」と共感していた。
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