女子ボート界の若きスター・川井萌が、逆境をものともしない強さの秘訣を赤裸々に語った。
1月19日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、これからの日本スポーツ界を担う「次世代スター候補生」を特集。そのコーナー内で、ボートレース選手の川井萌にフィーチャーした。プライベートで見せる23歳の女性らしい素顔とは裏腹に、群雄割拠のボートレース界で上位ひと握りの選手から成る「トップルーキー」に選出された若手実力派の筆頭だ。
最高時速80キロで繰り広げられる水上のバトル・ボートレース。川井は18歳でデビューし75走目で初勝利をあげると、昨年にはG（グレード）3のレースで初優勝の快挙を成し遂げた。番組では川井の1日に密着し、ただボートに乗るだけではないレースの厳しさを紹介した。
ポテンシャルの低いモーターに苦戦しながらも、自らプロペラを調整するなどして“理想のボート”を仕上げていく川井。そうして挑んだヴィーナスシリーズ第10戦では、序盤こそ調子が出なかったものの後半でぐんぐん追い上げ、見事決勝戦へと進出。モーターの性能を自らカバーしてみせた驚くべき“調整力”は、どのように身につけたものなのだろうか。
その秘密は、デビュー時から欠かさず記録しているという「研究ノート」にあった。気温や気圧などの高低にも左右されてしまうプロペラの回転率や、その都度行った調整を事細かにメモした、このノート。モーターの性能自体はレース前のクジ引きで決まってしまうものの、川井は日々の弛まぬ努力によって勝利を手繰り寄せていた。
そんな川井に対し視聴者からは、「さすがプロ」「たいへんやな」「むずすぎるな、すごい」と、ボートレース選手としてのストイックな姿勢や、競技そのものの厳しさに感嘆の声が寄せられた。
（ABEMAスポーツタイム）
