世界ラリー選手権(WRC)の2025年開幕戦「ラリー・モンテカルロ」が開催。トヨタのセバスチャン・オジエが「モンテカルロ・マイスター」の名に相応しい走りで、同大会通算10度目の優勝を成し遂げた。
1911年に初開催されたラリー・モンテカルロは、WRCで最も長い歴史と伝統を持つ。モナコのカジノ広場で行われるセレモニアルスタートを終えると、その後は降雪地帯でもあるフランス南部の山岳路がメインとなる。昨年、スポット参戦ながら10戦中3勝を挙げたオジエは、今季もトヨタチームからスポット参戦するが、これまでモンテカルロでは歴代最多の通算9勝を挙げており、史上初の10勝目に期待が懸かっていた。
日本時間1月26日の最終日デイ4・SS18は、総合順位で後方のドライバーから順に走り、暫定1位のオジエが最終ドライバーとしてスタート。オジエの走行中に、チームメイトのエルフィン・エバンスが暫定トップの12分58秒8を叩き出した。
SS18は細い山岳路で、時間経過とともに変化する路面コンディションに対応できるか否かが勝負の分かれ目となる。ところどころ路面に雪が残っていたり溶けて濡れている様子は、オジエの走行中のオンボードカメラ映像でも確認できる。しかし、ステージ終盤、なんとオジエのスピードメーター表示が、一瞬時速169キロを表示した!
驚愕の速度を出したオジエに対して、放送席のゲストでタレントの沢口愛華も、思わず「(時速)150キロ台超えてます……」と声を漏らしてまう。さらにペースを上げてフィニッシュすると、タイムは12分58秒5! エバンスのタイムをコンマ3秒を更新し、見事最速の座をゲットした。この結果、ラリー・モンテカルロを見事制したオジエ。前人未到のモンテ10勝をあげ、トヨタの開幕戦完全勝利に華を添えている。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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