【写真・画像】止まらない! 世界最速ラリーで危機一髪の戦慄アクシデント…“暴れる”マシンの挙動にドライバーも「ゾッとした」 1枚目
【映像】景色“一変”凍結路面で“崖っぷち”を爆走する瞬間

 2025年の世界ラリー選手権(WRC)は、「最も攻略が難しい」とされるラリー・モンテカルロで華々しく開幕。その難関ステージを象徴するような路面の急激な変化に対して、プロのラリードライバーによる絶妙なテクニックに放送席もあ然とする一幕があった。

【映像】景色“一変”凍結路面で“崖っぷち”を爆走する瞬間

 1911年に初めて開催されたラリー・モンテカルロは、WRCで最も長い歴史と伝統を誇るターマック(舗装路)ラリー。舞台はモナコからフランス南部にかけての山岳地帯で、この季節は降雪に見舞われて滑りやすく、多くのドライバーが路面コンディションに泣かされてきた。

 競技最終日デイ4(日本時間1月26日)の最終ステージSS18は、まずカテゴリー2(WRC2)のマシンからスタートしていく。一番手でコースインしたのは、シュコダに乗るニコライ・グリアジン。昨年のラリージャパンで『頭文字D』モチーフのパンダカラーで出走して話題になった、ロシア出身の27歳のドライバーだ。

 スタート後、最初は眼下に崖が広がる山道から始まり、徐々に山を登っていく。次第に木々が生い茂ったエリアに入っていくなかで、グリアジンのインカー映像が映し出されると、突如、路面が雪で真っ白に。まるで違うコースに入ったかのような景色の変化に、思わず実況も「あぁ! きたッ!」と叫びの声をあげている。

 実況の田畑祐一アナウンサーが「かなりペースダウンしていますね」、解説の小坂典嵩氏も「完全に凍ってますね」と言うほど急激な状況変化に対し、グリアジンはスピンを避けるため慎重に走ろうとするが、そこはプロ。なるべくスピードを落とさないよう、アクセルのオン・オフやコース取りに気を使うなどしている。それでも一般人には決して遅く感じられない速度とあって、インカー映像を観ていたスタジオゲストでタレントの沢口愛華も「いやいやいや! 落ちちゃう落ちちゃう!」と叫び声をあげたほどだ。

 視聴者からも、「だいぶアイスだ」「ここイヤだなー」「これソフトでいけるんか」「これは登らないw」「日陰が怖い」「めっちゃ走りたくない路面や」と雪道運転を経験したことがある人ならではのコメントが集まっている。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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【映像】大会ハイライト - WRC 世界ラリー選手権2025 - ラリー・モンテカルロ
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