元タレントの中居正広さんと女性に関するトラブルに関して、27日に記者会見を行ったフジテレビ。会見時間は10時間24分にも及んだが、Xでは「質問が感情的なのはどうかと思う」「感想はいいから早く質問してほしい」「別の人が聞いているのになぜ再び同じ質問」など、記者の“質問力”に疑問の声もあがっていた。
【映像】「しっかりしろ!」「ちゃんちゃらおかしい」記者の“口撃”
1月28日の『ABEMA Prime』で「読解力」をテーマに議論をする中で、タレントの田村淳がこの会見に言及した。
会見に出席した記者に関して、「インタビュアーの力にめちゃめちゃ幅があったと思う」と田村。「自分の主張をして全く質問しない人もいたり、質問はしているけど内容がよくわからないみたいな。フジテレビ側は答えないと怒られるから一生懸命話すけど、またちんぷんかんぷんな答えになるという、地獄のような記者会見だった」と話す。
これに、「ただよび」校長で現代文講師の宗慶二氏は「質問と解答は相交し合う関係なので、適切な質問ができないと適切な回答も返ってこない。それは、そこまでの文脈や、自分の立ち位置、どうしたら質問が伝わるのだろうということを複眼的に読み取る読解力が基礎にある。広い意味で国語力・言語能力の低下が、さまざまな現場で見えているのだと思う」との見方を示した。
インタビューでの“よくわからない質問”への対応とは
