【ブンデスリーガ】ボーフム0-1フライブルク(日本時間2月1日/ヴォノビア・ルールシュタディオン)
フライブルクのMF堂安律がCKのこぼれ球に鋭く反応すると、左足を思い切り振り抜いてゴールに迫った。勇猛果敢とも言える姿勢を、ファンがSNS上で称賛している。
注目のシーンは、フライブルクが第20節にボーフムのホームに乗り込んだ、60分のことだ。1点リードのアウェイチームは右サイドからのCKを獲得。キッカーのDFクリスティアン・ギュンターが左足で蹴り込むと、鋭いカーブ回転の掛かったボールがゴールに向かっていく。フライブルクはゴール周辺に6選手を配置していたが、ボールはボーフムのGKパトリック・ドレヴェスにパンチングされた。ボールがボックスの外に出ていく。チャンスが終わったのか。そう思った次の瞬間だ。
中継カメラの画角の外から白いユニフォームを纏った金髪の選手が飛び出してくる。フライブルクで背番号42を背負う堂安律だ。58分からピッチに立った日本人アタッカーはルーズボールに誰よりも早く反応していた。ボーフムのDFマクシミリアン・ヴィッテクとMFゲリット・ホルトマンもボールを挟み込むように寄せてきていたが、堂安は躊躇することなくボールに飛び込んでいき、左足を一閃。低弾道のミドルシュートがゴールマウスに向かっていく。しかし、ボーフムのMFモーリッツ・ブロシンスキーの捨て身のブロックに遭い、追加点とはならなかった。
実況の瀬﨑一耀氏は「堂安が入って配置換えをしたフライブルク。そこからチャンスが出てき始めています」と“堂安効果”について言及した。日本代表の背番号10が示した無我夢中でゴールに向かう姿勢について、ファンが「ABEMA」のコメント欄で「堂安は第一選択がシュートだから見ていて面白い」「アグレッシブになってきた」「チーム変わったな」「ゴールの匂いプンプン」「エゴい」と称えている。
また、堂安は試合後のインタビューで「蹴り合いの中でなかなか特徴が出しづらいと思っていたので規律を守って一発狙おうと思った」と、今シーズン初のベンチスタート担った試合でゴールへの強い意識があったことを打ち明けた。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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