【ブンデスリーガ】ボーフム0-1フライブルク(日本時間2月1日/ヴォノビア・ルールシュタディオン)
ボーフムのMF三好康児が苦悶の表情を浮かべながら右足を抑え、ピッチに倒れ込んだ。相手選手に足を完全に遅れて踏みつけられ、その姿を目の当たりにした日本人ファンから心配の声が挙がっている。
日本人アタッカーが悲劇に襲われたのは、ボーフムが本拠地で第20節・フライブルク戦に臨んだ81分だった。1点差を追いかけるホームチームは右サイドでDFベルナルドがフライブルクの攻撃をストップすると、前線にパスを出す。これを受けたのが、三好だ。64分に途中出場した背番号23は、タッチライン沿いの位置から右足でターンしてFWフィリップ・ホフマンにパスを出した。
すると、次の瞬間だった。三好がボールを離したところに勢いよく寄せてきたフライブルクのMFニコラス・ヘフラーが止まりきれず、左足で三好の右足を思い切り踏みつけたのだ。その一部始終はリプレイ映像にしっかりと抑えられており、痛々しいシーンが中継に流れた。
完全なレイトタックルを食らう形になった三好は、地面に倒れ込み右足を抑えながら悶絶してしまう。苦い表情で痛みを訴える中、へフラーがすぐに駆け寄ってきて手を差し伸べてきた。故意ではなかったのだろう。しかし、非常に危険なタックルであったため、へフラーにはイエローカードが提示された。この瞬間を見ていたファンはSNS上で「大丈夫かな?」「踏むなよ!」「ふざけるなよ!」「ガッツリだな」「足があああ」と三好の様子を心配していた。
痛んだ三好だったが、へフラーの手を借りて立ち上がると、握手をかわしてすぐに前線に走り出しており、大事には至らなかったようだ。
3試合ぶりにピッチに立った三好は、勢いよくゴールに向かっていくプレーを披露。ゴールやアシストという結果は残せなかったものの、存在感を発揮した。試合後のインタビューでは「試合に出たら攻撃での違いを作るためにボールに絡む回数を意識している。必ずチャンスは作れる自信があるので、それをどれだけチームメイトと共有できるか。プレッシャーがかかってしまうとロングボールを蹴りがちなサッカーになるので、自分のやりたいことの埋め合わせをしないといけない。そこは自分自身も苦しんでいる部分」と課題を口にしたが、「ボーフムは順位が一番下で上がるしかないので、自分もその力になるために、もっともっとパフォーマンスを出すためにやっていくしかない」と、次節こそは結果を残そうと前を向いた。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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