専修大学3年の甲斐は1月22日、特別指定選手として大阪Bへの入団が発表されたばかりだ。チームへの合流から1週間足らずで、身長200cmのアウトサイドヒッターに出番がやってきた。スタンドからも大きな注目を集めるなか、甲斐はサーブの準備に入った。

 中継では解説・山本隆弘氏が「将来、日本のエースにならなければならないような選手」と紹介し、実況・小笠原聖氏が「ぜひみなさん、この選手の顔と名前を覚えてください」と強調する。そして右腕を振り抜いて強烈なジャンプサーブを放つと、ネットに当たったボールが相手コートへと落下した。広島THの誰も反応できないサービスエースに、会場も大きな歓声に包まれていた。

 甲斐は、2022年に日本代表に初選出され、2024年8月にパリ五輪も経験。同年11月の全日本インカレでは専修大を優勝へと導き、自身はMVPを獲得するなど大きな期待を背負う選手だ。そんな“大型新人”のポイントにはチームメートも歓喜し、永露元稀とトーマス・ジェスキーらが甲斐の胸をバシバシと叩くなど手荒い祝福を浴びせた。これに対して甲斐は、後方によろけながら目をつぶって顔を左右に振る“謎のリアクション”を見せ、仲間からの喜びに応えていた。

 甲斐の得点にはファンもSNSで反応。SVリーグ公式SNSでこのシーンの映像が投稿されると、多くのリアクションが集まり、ファンは「デビュー初得点がサービスエース!」「甲斐くん流石です!」「初出場でサービスエース凄すぎる」「いきなりサービスエースは強すぎる〜」「これ生で見れたの宝物すぎる」などとコメントし、「祝福も強すぎてわらう」「甲斐くん?喜び方可愛すぎない?」「ブルテは基本的に祝福強めだから!慣れて!」と得点後の場面にも注目が集まった。

 この日の出場は、サーブ機会の2回にとどまったものの、実況が伝えたように、甲斐はファンが一発で「顔と名前」を覚えるような鮮烈なデビューを果たした。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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【映像】“規格外”新人が豪快サーブで“珍”リアクション
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