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【映像】中部・杉本監督、“二枚看板“を堂々の永久指名宣言

 エリア対抗の形式で行われる将棋の団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」に出場するチーム中部(静岡・愛知・岐阜・三重・山梨・長野・石川・富山・福井・新潟)が、名古屋市内の高校書道部を訪問。チームの柱を担う豊島将之九段(34)は巨大な筆を使った『書道パフォーマンス』に挑んだ。

【映像】中部・杉本監督、“二枚看板“を堂々の永久指名宣言

 前年優勝の興奮から一年。杉本昌隆八段(54)が率いるチーム中部は、愛知県瀬戸市出身の絶対王者、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)、愛知県一宮市出身の豊島九段、三重県鈴鹿市出身の澤田真吾七段(33)、静岡県三島市出身の青嶋未来七段(29)を出場登録し、連覇に挑む。この日は地域のファンとの交流を図りつつ応援パワーを得るために、名古屋市内の愛知商業高校に訪問し『地域会』を開いた。

 今回、地域会に参加したのは杉本監督、豊島九段、青嶋七段の3人。同高校の書道部は書道と音楽、ダンスを組み合わせた書道パフォーマンスに注力しており、前年には「書道パフォーマンス甲子園」の南海放送オーディエンス賞を受賞した強豪校としても知られている。部員たちと同様に袴姿に変身した3人は、初体験となる大筆に向かった。

 墨汁を含んだ筆の重さは約10キロになると言われており、その扱いに悪戦苦闘した青嶋七段は「重いですよ(部員の皆さんは)片手で書いてるのすごくないですか!?」と驚きを隠せない様子。豊島九段も、「筆を運ぶときに力が抜けないようにするために、もう少し脚をしっかり開いてどしっと構えた方が良いと思います!」と生徒から指導を受けると、「それが『身体全体を使って』、ということなんですね」と感心しきりの様子だった。

 いざ、本番。数々の大舞台を踏んできた豊島九段ながら、初挑戦の書道パフォーマンスには緊張の様子。部員たち、チームの仲間と心を一つに、対局に臨むような真剣な表情を見せていた。先を切った青嶋七段が無事に文字を記したところで、いよいよ豊島九段の出番。女子生徒から「豊島先生、がんばってー!」との声援が飛ぶと、「ありがとうございます」と照れつつも全開の笑顔を見せる場面もあった。

 高校生に見守られながら、豊島九段、杉本監督もミッションクリア。全員で力を合わせ、今期のチームスローガン『天下無双』を作品に仕上げた。見事“難局”を乗り越えた豊島九段は、「練習でいろいろ教えていただき、最初に書いたよりも良くなった。すごい楽しかったです」と満足気な表情を見せた。

 杉本監督率いるチーム中部は、2月8日に放送される予選Bリーグ1回戦第1試合で羽生善治九段(54)が監督を務めるチーム関東Aと激突する。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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【映像】地域会Part1 in名古屋【チーム中部】
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【映像】地域会Part1 in埼玉【チーム関東A】
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