【カラバオカップ】リヴァプール 4-0 トッテナム(日本時間2月7日/アンフィールド)
「現代最強のCB」と謳われるリヴァプールのDFフィルジル・ファン・ダイクが見せたまさかの振る舞いが話題沸騰だ。
リヴァプールは日本時間2月7日、カラバオカップ準決勝2ndレグでトッテナムと対戦。スタメン出場したファン・ダイクは、試合序盤からトッテナムのFWリシャーリソンと激しいバトルを繰り広げた。
開始3分には競り合いの中でファン・ダイクの肘がリシャーリソンの顔面に直撃。故意ではなかったとはいえ、カードが出てもおかしくないプレーだっただけにお互いに睨み合う。解説の林陵平氏も「バチバチしそうですね」と2人の対戦に注目した。
迎えた7分、注目のシーンを迎える。リヴァプールの攻撃を防いだトッテナムがカウンターを開始。リシャーリソンにボールが渡ったところで、後ろからファン・ダイクが激しくチャレンジすると、最後は足を引っ掛けて倒してしまい、すぐに主審のホイッスルが鳴らされた。
ファン・ダイクは不服そうに審判を見つめながらも、右手を差し出してリシャーリソンを引き起こそうとする。この手を借りようとリシャーリソンが右手を伸ばした次の瞬間、ファン・ダイクが手を引っ込めくるりと方向転換。持ち場へと走って戻っていったのだ。
このシーンについて林氏は「リスク管理でファン・ダイクがリシャーリソンを潰した時、手を差し伸べて立たせようとして引きましたからね」とコメント。実況の下田恒幸氏も「バトルは続いていますね」と語った。
またSNSのファンたちも、「ファンダイク対リシャルリソン最高のエンタメや」「ファンダイクおもろ笑」「いまのファンダイク見た?ガチ草すぎるwww」「ファンダイクとリシャーリソンwww」「手を引っ込めたw」「ファンダイク手を差し伸べると見せかけてw」と大盛り上がりとなっている。
このシーンは現地メディアでも話題になっており、『Daily mail』紙は「ファン・ダイクはリシャーリソンを騙し、ファンを大笑いさせた」と報道。『Daily star』紙も「リシャーリソンがファン・ダイクのイタズラに引っかかった」という記事を掲載している。
なおリシャーリソンは、前半アディショナルタイムにハムストリングを負傷して無念の途中交代に。一方、ファン・ダイクは、試合の大勢が決した87分にお役御免となっている。また、リヴァプールのMF遠藤航は出場機会がなかった。
試合は、4ー0で勝利したリヴァプールが2戦合計4ー1として、2シーズン連続14回目の決勝進出。リヴァプールとニューカッスルが戦う決勝は3月16日に予定されている。
(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)