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【映像】藤井竜王・名人、衝撃の『9七銀』の瞬間

 全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ1回戦第1試合、関東A 対 中部が2月8日に放送された。前回大会覇者で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)を擁する中部の勢いを、羽生善治監督(54)率いる関東Aが粘り強く止める展開に。フルセットまで持ち込んだが一歩及ばず、接戦をものにした中部が1位決定戦への進出を決めた。

【映像】藤井竜王・名人、衝撃の『9七銀』の瞬間

 前回王者の中部が勝負強さを発揮し、強敵の関東Aを打ち破った。ステージ1では、初戦で杉本昌隆監督(56)が敗れ黒星発進となったものの、静岡県三島市出身の青嶋未来七段(29)と岐阜市出身の宮嶋健太四段(25)が勝利。愛知県一宮市出身の豊島将之九段(34)は思うような力を発揮できず敗退となったが、大看板の藤井竜王・名人が相手監督の羽生善治九段(54)に快勝を飾った。

 ステージ2は勝ち残り戦で争われたが、宮嶋四段、青嶋七段がまさかの連敗。第7局終了時点で3勝4敗とチーム中部は大ピンチを迎えることとなった。しかし、残っているメンバーは絶対王者の藤井竜王・名人だ。これ以上の心強さはないとチームメイトに送り出され、第8局では関東Aの勝ち頭だった千葉県浦安市出身の三枚堂達也七段(31)に勝利。4勝4敗に追いつき、フルセットに持ち込むことに成功した。

 運命の最終局は、藤井竜王・名人VS千葉県四街道市出身の木村一基九段(51)の対戦に。得意の角換わりの戦いを盤石の指し回しで制し、チームを見事勝利へと導いた。

 この結果にチーム中部の杉本監督は「前半はリードした局面もありましたが、追い込みがすごく最終戦は痺れました。なんとか勝てて良かったです」と笑顔に。予選突破をかけた次戦を見据え、「チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」と気を引き締めていた。

 また、個人3勝でチームをけん引した藤井竜王・名人は「どれも難しい将棋でした。特に三枚堂七段との一局はかなり苦しい局面の長い将棋だったので、そこを何とか勝つことができてチームとしても光が射してきたのかなと思います」とコメント。「今回はフルセットにもつれ込む展開でしたが、その分チームで力を合わせて戦うことができたと感じています。この流れを活かして次戦も頑張りたいと思います」と晴れ晴れとした表情を見せた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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